失敗しない家具の選び方
毎日の食事を楽しく快適にする、ダイニングテーブルのサイズとは?
ダイニングテーブルで1人当たりに必要なスペースの目安は幅60センチ×奥行き40センチ。2人が並んで向かいあう4人掛けのテーブルなら、幅120センチ×奥行き80センチくらいが目安。友だちを招いて食事をする機会の多い方なら6人掛けもおすすめ。
限られたスペースの場合、天板が伸張するエクステンションテーブルを選ぶのもよいでしょう。
ガラスにする?木製にする?天板の素材、決め手は何?
一般的に木製の素材なら温かみやくつろぎを感じさせますが、木の材質や塗装などの仕上げによって、木目や色調、手触りに違いがあります。
フォーマルな雰囲気のダイニングスペースにしたいなら、大理石やガラス、樹脂のように表面にツヤがある素材がよいでしょう。
スタイリッシュな印象のガラス天板のテーブルは、その透過性から空間を広く見せる効果が絶大。ある程度の面積を占めるダイニングテーブルは、部屋の印象を決める重要なアイテム。イメージに合うものを選びましょう。
扉のタイプに着目して選ぶ
ダイニングの収納家具
テーブルウェアやカトラリーを収納するキャビネット。これはダイニングスペースの雰囲気に合うものを選びましょう。コレクションなどがあれば、見せる収納ができるガラス扉のタイプがおすすめです。
キャビネットなどの収納家具の扉は、開き戸か引き戸かで使い勝手が異なります。開き戸は開閉にスペースが必要になりますが、開けたときに棚の全体を見渡せる利点があります。一方、扉が左右にスライドする引き戸は、省スペースに実力を発揮します。
取手のデザインにも着目を。小さいお子様がいる場合、取手が出っ張っているタイプは頭をぶつける危険性があります。子育て中のファミリーは、前面に突起のないデザインを選ぶと安心です。
ダイニングテーブルのまわりには
十分なスペースを確保して
キッチンと頻繁に行き来するダイニングスペースは、テーブルの周りに十分な空間を確保したいもの。特に、チェアを引いて立ったり座ったりするときに必要なスペースがあることも忘れずに!
これは、テーブルの先端から60センチが目安です。さらに、チェアの後ろを通れる余裕も必要です。
ダイニングテーブルとチェア、
使いやすい高さがある!
ダイニングセットを選ぶときのチェックポイントは、テーブルの高さとチェアの座面の高さの差です。
一般的に使いやすいとされる値は25 ~ 30センチ。また、単独でチェアを選ぶ場合、アームチェアにもチェックポイントがあります。それは、アームがテーブルの幕板(天板と脚を固定する横に長い板)につかえないようにすること。チェアを天板の下の奥まで収められると、動線も確保できます。