冬のインテリアは視覚効果を利用して暖かい空間づくりを
2021年01月04日(月)

季節が変わると洋服の衣替えを行うように、部屋にも季節感を取り入れたいものです。
とくに冬はコタツを出したり厚手のカーペットに取り替えたりと、気温に適した防寒対策も必要になります。
しかし、部屋に暖かさを与えてくれるのは、暖房器具やカーペットなどのアイテムだけではありません。
インテリアに使用する“色”や“素材”に工夫をすることで、見た目から暖かさを演出することができます。
一体どのようなインテリアを取り入れると暖かみのある空間ができるのか、視覚効果を利用した冬の部屋作りの方法をご紹介いたします。
冬のインテリア選びで重要な“色”と“素材”とは?

暖かみを感じさせる“暖色カラー”をセレクト
色には大きく分けて“暖色”と“寒色”の2種類があります。
暖色は、赤やオレンジ、イエローなどの暖かみを感じさせるカラー。
太陽や炎のような明るい雰囲気があり、元気や暖かみを与えてくれるのが特徴です。
一方、寒色は青や青紫などの冷たさを感じさせるカラーです。
風や水のようなさわやかなイメージがあり、涼しげな雰囲気を醸し出してくれます。
冬の季節に暖かみのある部屋作りをしたいというときには、ポカポカの太陽を連想させる暖色系のインテリアを選ぶと、ほっと心が落ち着いて視覚的に暖かさを感じることができます。
肌触りのいい“冬向け素材”でさらに暖か味を演出
暖色系のインテリアに加えて取り入れてほしいのが、冬向け素材を使用したアイテムです。
冬の洋服に使われているウールやカシミヤ、ベロア、コーデュロイ、ファーなどのアイテムは、視覚的に暖かさが感じられ、暖か味のある冬を演出してくれます。
また、肌触りがよく防寒性にも優れているため、体感温度を上げてくれるという嬉しい効果も期待できます。
オシャレと防寒の両方を叶えてくれる冬素材のインテリアは、絶対に取り入れたいものの1つです。
暖色系インテリアと冬素材のアイテムの上手な取り入れ方

部屋の大部分を占めるカーテンを暖色系に
部屋の中でも広い面積を占めるインテリアアイテムといえば、カーテンが挙がります。
部屋に入ったとき一番先に目につきやすいという特徴もあるため、カーテンを暖色系にすると一気に暖かみのある空間に。
ただし、原色の赤やイエローにすると、他のインテリアとのバランスが取りづらくなるため、ワインレッドやパステルイエローなどの落ち着いた色味を選ぶのがポイントです。
オレンジ色の間接照明でじんわりと暖かく
オレンジ色の光が灯る間接照明は、視覚的に暖かみを与えてくれるアイテムの1つです。
スタンドライトやテーブルライトなどの間接照明程度であれば、ちょっとした模様替えでも取り入れることができ、気軽に購入することもできるでしょう。
間接照明を壁際に置くと壁にもオレンジ色の光が広がり、より一層暖かな雰囲気が演出できます。
ソファーカバーやクッションに冬素材のファブリックを
冬素材のファブリックを取り入れるのなら、ソファーカバーやクッションカバーがおすすめです。
ソファーやクッションは肌に触れる機会が多いからこそ、肌触りのいい冬向け素材のアイテムを取り入れると視覚的にも体感的にも暖かさが感じられます。
冬向け素材に加えて暖色系のアイテムを選ぶと、さらに暖かみがアップするでしょう。
最近では、無骨なアイアンのインテリアや、スタイリッシュなステンレス製のアイテムが人気となっています。
とくにテレビ台や小物入れなどは、アイアンやステンレス製などが多いですが、冷たさを感じさせるため、冬のインテリアでは避けたいもの。
そんなときには、ウール製の布などをふんわりと上からかけておくだけでも視覚的な暖かさをアップさせることができます。
暖色や冬素材のインテリアを取り入れながら工夫もプラスして、部屋の冬支度を整えていきましょう。
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